第24章 看板に出す売却と魔グモの卵

アリシアは執事と、魔法織機の設計図をどう売り捌くかを相談し、方針を固めた。

冒険者ギルドにそういう仲介業務があるわけではない。けれどアリシアとギルドはそれなりに古い付き合いだし、ロゲスト家の名もある。手数料だってきちんと払うのだから、多少の融通くらいは利かせてくれるだろう。

売り方も、彼女の中では最初から決まっていた。

設計図は一部につき1,000金貨。購入者には魔法契約を結ばせ、1年のあいだは「錬金術師に魔法織機を製作依頼する目的でのみ使用すること」、そして「いかなる形でも第三者へ共有しないこと」を誓約させる。

魔法契約の効力は実に頼もしい。条項さえ確定させれば、抜け道を探すのはほ...

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